千曲市の屋代駅前から少し離れた閑静な住宅街にオープンしたカフェのロゴデザインとペーパーツールを担当させていただきました。

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1からデザインをご提案する形ではなく、店主がお持ちだったイメージをブラッシュアップさせてゆくかたちのデザイン制作でした。シンボルのモチーフと大まかなデザインは決まっていた為、数十案にわたりその形状をブラッシュアップしてゆきました。

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シンボルロゴが決まったところで合わせるタイプロゴのフォントは、Avenir（アベニール／アベニュー）。スイスタイポグラフィの巨匠アドリアン・フルティガー氏が1988年に発表したジオメトリックフォントで、洗練された近代的なフォルムをもちつつ、優しい雰囲気もある書体です。

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沢山お話をお聞きする中で、なんとスイス留学の経験があるという店主！そしてフォントと生まれ年も一緒じゃん！ということで、縁のあるAvenirをベースに調整を加えてタイプロゴをデザインしました。

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よく「センスにお任せで」とご依頼いただくことも多く嬉しいですが、お客様と一緒に作り上げてゆくデザインワークはとても楽しかったですし、勉強になることが沢山ありました。なにより一緒に作ることで、ロゴに店主の思いが宿ってゆく感じがとても素晴らしいと感じました。

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さて the heavy moon “重い月”はどこに隠れているでしょうか。

​ぜひ店主の思い付きが詰まった素敵なお店で見つけてみてください。